株取引について③取引時間帯、期間など

株取引 時間帯について

一般的に株取引を行うことができる時間帯は決められていて、その時間は株式市場が開いている時間帯に限られています。このことからから、これから株取引を行ってみようと考えている初心者の中には、日中に仕事をしているのでなかなか取引をすることができないと思う人もいるかもしれません。しかしネット証券を使うことにより、たとえ取引時間外であったとしても、ほぼ24時間注文することが可能となっています。24時間いつでも注文できるのであれば、自分の好きなタイミングで注文すればよいと考える人も多いかもしれませんが、実は注文に適した時間帯というものも存在しているのです。

そもそも株式市場の取引時間帯はどうなっているのかというと、取引所により取引時間は異なります。日本国内には四つの証券取引き所が存在していますが、取引時間は

取引時間

・東京証券取引所の場合には午前9時から11時30分と午後12時30分から15時まで

・名古屋と福岡、札幌の場合には9時から11時30分と12時30分から15時30分まで

となっています。東京証券取引所が15時ちょうどまでなのに対し、それ以外の場所は15時30分までになっていることがわかります。実際に行われる株式の取引はほとんどが東証で取引されることになるので、9時から11時30分、12時30分から15時と覚えておくと分かりやすいと言えます。

休日の取引の時間帯はどうなっているのかと不思議に思う人もいるかもしれませんが、取引所があいているのはカレンダー通りとなっています。土日と祝日、年末年始は休みが設定されていて、お盆休みはありません。年末年始の休みに関しても比較的少ない傾向にあり、休日と重ならないようであれば、年始は1月4日から始まります。年末は12月30日までは取引が行われることでしょう。

年始や年末の取引はそれぞれ名前が付いています。年始は大発会と呼ばれていて、年末は大納会と呼ばれているものです。この日には1年の始まりと締めくくりにふさわしいとして、その年にキーパーソンとなった人物を呼んだりと華やかな1日となることでしょう。

このように取引できる時間が決まっていて、実際に取引できる時間を見てみると、昼間仕事をしている場合には取引できないのではないかと考える人も多いものです。しかしアプリやホームページなどを利用して取引が行えるネット証券を使うことで、システムメンテナンスなどをしているときには難しいですが、ほぼ24時間注文が可能となります。時間外の証券取引所の取引時間内に注文したものに関しては、リアルタイムで注文処理されることになるでしょう。しかし時間外に注文した分に関しては、次の営業日の注文として処理されることになります。

また時間外取引を行える取引所も存在します。それは私設取引きシステムと呼ばれるもので、PTSと訳されています。PTSとは東証などの伝統的な取引所とは異なるもので、日本では二つが存在します。このうちの一つはSDI証券で口座開設をしていれば取引を行うことができ、一番のメリットは夜間でも取引きができることです。取引き時間は

PTSでの取引時間

・デイタイムが8時20分から16時、ナイトタイムは18時から23時59分まで。

ナイトタイムの場合には、日中は仕事をしている人でも、家に帰ってからゆっくりと取引きすることができるでしょう。PTSは取引時間の拡大ができるのですが、日本ではまだほとんど普及していないのが事実です。取引相手がなかなかいなかったり、希望する価格で成立しにくいなどのデメリットもあります。

取引時間外に注文をするのであれば、どのタイミングで注文をすればよいのかと気になる人もいることでしょう。同じ値段で注文をするのであれば、注文時間が早いものから優先されることになります。このことからできる限り早く注文した方が有利と言えるでしょう。とはいえ一番お勧めは翌朝に注文する方法とされています。株価は日本国内だけで決まるわけではなく、海外の影響を強く受けているのです。このことから注文する前に欧米の株式市場の動向などを確認することにより、リスクを負うことを軽減することができるでしょう。アメリカの証券取引所であれば、現地時間の9時30分から16時までに取引がなされています。日本時間に直すとこれは23時30分から翌日の6時までとなっています。このことから朝の時間帯であればアメリカの株価の動向を確認して、その日の日本の株がどのように動いていくのかを予想して注文することができるというわけです。また日経平均先物を参考にすることも一つの手段といえるでしょう。日本では8時45分から取引が始まり、シンガポールの場合には8時30分、ニューヨークは8時から開始となります。これらを確認することで、その日の日本の株が、その後どのように動いていくのかを、ある程度予想ですることがきることでしょう。

株取引 時間外取引について

サラリーマンやOLが株取引をする場合に、日中の時間帯となるとなかなかリアルタイムで取引をすることは難しくなります。注文自体を事前にしておくことはできるかもしれませんが、リアルタイムでの取引をすることはできないでしょう。株取引の舞台と聞くと東証を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、それだけではありません。PTS私設取引所を使うことによって、日本株の時間外取引きが可能となります。PTSの動向を確認することによって、通常の市場でのトレードを計画することもしやすくなるといえるでしょう。

そもそもPTS私設取引所とはどのようなものなのかというと、上場銘柄の取引場外取引きが認められたことにより生まれたものです。現在の日本では二つが運営されています。PTS私設取引き所の一番の強みは時間外取引きができることです。会社で仕事をしていると、リアルタイムでの取引きはなかなか難しいことでしょう。しかしPTSを使うことによって、時間外でも取引きができるので、トレードのチャンスが広がります。

PTS取引きを利用することによって、時間外取引きができることから取引のチャンスは広がることでしょう。しかしPTSは東証などの一般的な取引とは異なる点もあるため、事前にしっかりと把握しておくことが求められます。PTSにはメリットもあればデメリットもあるため、これらをしっかりと頭に入れて有効活用していく必要があります。

まず最初にPTS取引のメリットとしてあげられることは、時間外で取引できることや細かい単位で注文できること、PTSの動向を見ることによって東証などの市場取引きの参考にできること、SORに対応していることなどがあげられます。一つの取引所を参考にしてみると、デイリータイムは8:20から16:00、ナイトタイムは17:00から23:59の間で取引きを行うことができます。東証であれば取引き時間が9:00から11:30と12:30から15:00までと定められています。

PTSを使うことによって、リアルタイムで取引きができるチャンスが広がるということになります。PTSは原則1株からでも注文が可能となっています。一般的な取引きは売買の最低単元が決まっていますが、PTSであれば小さい資金からでも取引きをすることができるでしょう。またPTSの取引きの動向を見ることによって、市場でのトレードの計画も立てやすくなります。東証の取引き時間外に大きなニュースが発表された場合には、株価が大きく変動することがあるでしょう。その際にPTSで取引きすることで、東証でのトレードを計画するうえで大きな参考になるのです。さらにSORの注文にも対応しているのも大きなメリットです。これは複数の市場から最も良い価格がある市場を自動的に選んで注文してくれるものです。PTSに対応している場合には、東証の営業時間と重なっている場合には、東証とPTSの中で最も有利な価格で約定することが可能となります。

このようにさまざまなメリットがあるものの、反対にデメリットがあるのも事実です。デメリットとしてあげられることは流動性が低いこと、値が飛ぶため極端な約定価格になってしまうこと、取引できる証券会社が限られる、夜間取引きでは信用取引きに対応しないなどのことが挙げられます。一番のデメリットは流動性の低さであり、東証と比べた場合には参加者が非常に少なく、取引きの厚みがないのが事実です。流動性の高い東証などの市場と比べた場合には、特に約定しにくいといったデメリットがあります。参加者も少ないので高値にも安値にも極端な価格に飛びやすいことから大きなチャンスにもなりますが、その半面思わぬ不利な価格で取引きが約定する可能性もあるのです。

PTSの信用取引は2019年に解禁されましたが、夜間取引においての信用取引は見送りとなっています。PTSでも夜間取引きは信用取引ができないことはデメリットと言えるでしょう。PTS取引ができる証券会社は限られているものの、少しずつその証券会社が増えてきています。取引き時間と約定する市場が増えることによって、投資家の取引環境は格段に良くなることが予想されます。

そして米国株においても時間外取引きは可能となっています。日本株と合わせて覚えておくことで、米国株であってもリアルタイムで取引きに参加できるチャンスが広がることでしょう。米国市場の場合には日本の夏時間場合22:30から翌日の5:00までとなっています。米国株にはプレマーケットとアフターマーケットと呼ばれるものがあり、プレマーケットの場合には21:00から22:30、アフターマーケットの場合には翌日の5:00から9:00までです。海外に住んでいる人や日本のネット証券を制約上使うことができない投資家であっても、時間外取引きは可能となります。しかし特に初心者は時間外取引きでの約定を可能にすると、思わぬ極端な値がつく可能性もあるため注意が必要です。

株 年末年始の取引について

資産形成等の重要性が説かれる現代では、一般の社会人などでも株取引をする人が急増しています。株取引をしている人にとって、年末年始は取引が行われない期間がありますので注意が必要です。年末の株取引の最終日は「大納会」と呼ばれ、日本全国の証券取引所の年末の最終営業日となります。そして休場となっている期間は、証券会社の店頭だけでなく、ネット証券のコールセンターも営業しておらずお休みとなりますから、会社員の方などで年末年始の休みの間に取引を行おうとしてもできませんので注意してください。

そして通常、大納会は12月30日とされていますが、その日が土日となる場合は、前日や前々日にずれ込むことも覚えておきましょう。さらには、節税目的で特定口座の株の売却を考えている人は、年内の受け渡し最終日である、大納会の2営業日前の権利付き最終日までです。なお、権利付き最終日を過ぎてから、権利落ち日以降に特定口座の株を売却した場合は、受け渡し日が翌年にずれ込んでしまい、年内の損失として計上できませんので、特に土日などが絡む場合には注意を払いましょう。年末の最終日の取引時間ですが、以前は前場である午前の時間に限定されていましたが、最近では次世代型の売却システムが導入されたことにより、2009年より取引が終日可能になりました。

そのため、東証やジャスダックでは通常通り午後3時まで、大阪取引所も通常通りでナイトセッションも可能です。大納会の株価ですが、株価・日経平均株価共に上昇することが傾向として多く見られます。その理由ですが、まず、通常12月は節税を目的とした株の損失確定のための売りが多くなり、12月の前半から権利付き最終日まで下落傾向が続くことが多々あります。ですが、年末の株取引最終日にはその売り圧力が弱まり、買いの傾向が強まるので株価が上昇しやすいと言われています。ですが、昨今の世界情勢の急激な変化や災害などによる経済への心配やリスクがあるため、休場中の株価に影響する状況へのリスクを考えて、年末までに売りをかけたり、買い控えたりする傾向も強まっているため、株取引最終日に価格が上昇しやすいと言う定説も強力なものではなくなっているようです。ちなみに最終営業日には、参加者全員で三々七拍子の手締めを行ったり、その年に活躍したスポーツ選手や学者などのゲストを招いて盛大に行うこともよく報道されているのでご存知の方も多いことでしょう。

年末年始は証券取引が行われないわけですが、年始の株取引の開始日は、「大発会」と呼ばれていて、例年であれば1月4日からです。ですが1月4日が土日となる場合は、株取引の開始が翌日や翌々日にずれます。ですので、最低でも12月31日から1月3日までは株取引は行えないことになり、さらに土日が絡むと取引できない期間は長期化することになります。大発会ですが、以前、東証では前場終了である午前11時までの取引でしたが、次世代株式売却システムが導入されたことにより、2010年より終日取引となり、通常通り午後3時までの取引できるようになりました。そのことを受けて、東証以外の取引所である大阪取引所・名古屋証券取引所・福岡証券取引所・札幌証券取引所でも終日の売買が可能です。大発会の株価の傾向ですが、株価の上昇が多く見られます。

株価が上昇する要因として、新年の祝賀ムードで「ご祝儀相場」となる傾向が強いこと、年末に買い控えや売却を行った顧客が新たに株を購入するためということが考えられます。特に株取引開始日の取引はその年を占う意味で注目される取引となり、取引相場が荒れると年間を通して不透明な相場になる、取引相場が急上昇するようならその年の取引環境は良い、などと判断される傾向にあります。さらには年最初の取引でストップ高となった銘柄が注目株として見られる傾向が存在しています。そして「ご祝儀相場」という言葉も出ましたが、大発会は華やかな雰囲気で始められることもよく知られています。たとえば証券会社の女性社員などがあでやかな着物姿で参加している様子や、取引開始を祝う鐘を鳴らしている光景をテレビなどで見られた方も多いことでしょう。

なお、証券会社の女性社員の晴れ着は自前で用意しているとのことで、着付けや髪結いなども自費で行うと言うことですから、業務への意識の高さがうかがえます。さらに大発会では新年の催しとして、政界の有名人やその他著名な方々を招いてスピーチをしてもらったり、鐘を鳴らしてもらったりなどのイベントも開かれます。
大納会・大発会は共に株取引を終了する・始める節目の取引となります。さらには年末最終日・年始の開始日共に株価が上昇しやすい傾向があると言われる方もいます。ですが、その傾向も絶対ではなく、株価はその時々の世界情勢や経済状況などに合わせてシビアに上下するものです。定説や傾向に左右されず、物事をしっかり見極めたうえでの冷静な取引が必要になってきています。

株取引に関するもう一つの記事です。主に初心者向きとなっております。

株取引について④株主優待、配当金について

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